よくあるご質問
メディオン美容皮膚にてお客様からの問い合わせが多かったご質問をまとめました。
各カテゴリ別に質問と答えがありますので、ご覧下さい。 以下のご質問にない事柄はお気軽にメールやお問合せフォームよりお問合せ下さい。
美容皮膚関連
Q.肝斑はレーザーで治らないと効きました。何かよい方法がないでしょうか?
A.質問のとおり肝斑はレーザーが効かないシミのひとつです。一般的な美容皮膚科での肝斑の治療はハイドロキノンやビタミンC誘導体などの美白剤が中心です。 トランサミンという飲み薬を処方したりします。当院でも各種濃度のハイドロキノンや高濃度のビタミンC誘導体を使用し、また、ビタミンC誘導体のイオン導入もおこなっています 。しかし、なんといっても院長開発のCO2テラピーとの併用が極めて効果的です。レーザーが効かずに悩んでおられる方はぜひご相談してください。
Q.そばかすはレーザーで消えますか?
A.そばかすはレーザーが得意とするシミのひとつです。小さなそばかすを一つ一つ確実にレーザーで消していく方法と少しずつ薄くしていく方法があります。 一つ一つ消す方法は処置後一週間ぐらいかさぶたが残ります。必ずひとからどうしたの?と聞かれることになります。それでもかまわないひとにはお勧めです。少しずつ薄くしていく方法はかさぶたはほとんどできませんが時間がかかります。 どちらも一長一短あり、また、そばかす以外のシミにも同じことがいえるので、よく話を聞いて決めてはどうでしょうか。
アトピー関連
Q.ステロイドを含め、アトピー性皮膚炎の基本的な治療方針を教えてください。
A.これまでアトピー性皮膚炎の治療ガイドラインが発表されていなかったために様々な混乱がみられました。原因がいまだに不明であることが最大の理由だと思いますが、医師のサイドも皮膚科と小児科で意見が異なり、なかなか意見の統一がはかれなかったこと、マスメディアによるステロイド悪玉論が広く意識下に浸透してしまったこと、それを利用するアトピービジネスや民間療法が栄えることにより混乱に輪をかけてきました。
1999年、発表されたガイドラインはとてもシンプルなものでした。アトピー病変の程度を重症度の目安として客観的に判断できるように提示し、薬物療法の基本として、非ステロイドとステロイドの塗り薬を使い分けた単純なものです。
日置クリニックでの治療方針もガイドラインに沿った至極オーソドックスなものです。ただ、当クリニック院長はアトピー性皮膚炎治療薬の特許も取得するなどアトピー性皮膚炎の研究を続けており、オーソドックスの中にも独自の院内製剤で工夫をこらすなど結果をだしています。
例えば院長開発の炭酸ガスパックCO2ジェルを使った治療においては、た大人の赤ら顔のアトピーに対して週に1回?2回の治療を2,3ヶ月続けて頂いて効果をあげています。(アトピー症例写真)
Q.保湿剤は市販品を使っていますがしみるので続けられません。皮膚科でもらった保湿剤もしみるため、やめました。ワセリンはべとついてやはり続けにくいです。
よきアドバイスをください。
A.市販品であれ、病院で処方されたものであれ、しみるのはおそらく尿素製剤だと思われます。尿素は天然保湿因子(NMF)の代表的な成分で保湿効果が高い生体系保湿剤です。 傷のない人の保湿には何の問題もないのですが、細かな傷でもあるととてもしみることになります。よってアトピー性皮膚炎のひとの保湿には傷のないところを選んで使用することが望ましいです。 当クリニックでは細胞間脂質であるセラミドを高濃度に配合した保湿クリームを処方しています。アトピー性皮膚炎患者ではセラミドが欠乏していることが報告されておりその意味でも理にかなっていると考えています。
ニキビ関連
Q.皮膚科に行ってもなかなか治りません。なぜでしょうか?
A.一般の皮膚科でニキビが治りにくいということはよく耳にします。なぜでしょうか?それには理由があります。医師といえどもニキビを治療するアイテムが圧倒的に少ないからです。ニキビ菌をやっつける抗生物質のクリームやゲルとイオウの入ったローション、飲み薬ではビタミンCやビタミンB2,B6ぐらいしかありません。これらを処方して治らなければお手上げなのです。それと比べて美容皮膚科ではケミカルピーリングやレチノイン酸、ニキビの色素沈着にはハイドロキノンやビタミンC誘導体など多彩なアイテムを持っています。当メディオンではさらに院長開発のエレメント?ローションやCO2ジェルがあり、ニキビ治療でもリーディング・クリニックであると自負しています。
Q.ニキビは消えるのですがまたすぐにできてしまいます。何かよい対処法はありませんか?
A.ニキビは詰まった皮脂腺にアクネ菌が炎症を惹き起こしてできます。炎症反応ですから早期に治療すれば治りも早いです。しかしまた、すぐに新しいニキビが出現してきます。これは皮脂腺が詰まりやすいことやアクネ菌優位の皮膚細菌叢を有しているからだと考えられます。根本原因が残っているからすぐに再発してしまうのです。 メディオン美容皮膚ではニキビ治療に関して、ニキビができにくくする方法、ニキビ痕を治療する方法、色素沈着を治す方法などその根本原因を的確に追究して対処しています。これができるのも本当に豊富なニキビ治療アイテムを独自で研究して持っているからといえます。
Q.ニキビ痕は治りますか?
A.ニキビ痕を治すことはどんな美容整形にいかれてもとても困難といえるでしょう。ニキビ痕を治すということはコラーゲンを作り皮膚を再構築することにほかなりません。 つまり美容の最大のテーマであり最難関です。しかし、メディオンの最も得意とする分野でもあります。もちろんメディオンといえども困難であることには違いないのですが、ケミカルピーリングと光治療器とメディプローラーとエレメント?、レーザーなどすべて駆使することによりコラーゲンを作る線維芽細胞を活性化し、目に見える効果をあげています。
Q.ケミカルピーリングがニキビにいいと聞きました。
いろんなピーリングがあるようですがどのようなピーリングをされているのでしょうか?
A.どんなケミカルピーリングをおこなっているかの質問のまえにケミカルピーリングとはどのような目的でおこなうのかが大切なので、この点から述べたいと思います。 ピーリングというのは、剥ぐという意味です。表皮最外層である角質細胞を薄く酸で溶かしてきれいにします。剥ぐというとなんだか怖い感じもするのですが、ほんとうに表面の浅い、垢となって落ちていく部分だけを剥ぐわけなのでそんなに怖いものではありません。 医師も含め、よく勘違いされるのですが、ピーリングの目的は、決して、表面を削って滑らかにすることではありません。ピーリングの目的は表面を削ることでそのすぐ下の表皮細胞や線維芽細胞に刺激を与えそれらの細胞の新陳代謝を活発にすることです。そのように考えると決して深く削る必要はなく、浅いピーリングを繰り返すことが結果的に皮膚の厚さを厚くし美肌へとつなげることが納得できます。しかも安全です。 メディオンクリニックのピーリングコースはCO2パック・メディプローラーと光治療器も同時におこなうため、ニキビのみならずアンチエイジングにも最適と考えます。
Q.他院でケミカルピーリングをしたあとしばらくして皮膚の皮がポロポロとめくれてきました。効果はあるようですがとても続けられません。
同じようなピーリングですか?
A.ピーリングの程度を決めるのは肌質と用いる酸の種類と濃度と施術時間です。ポロポロとめくれてくるピーリングはとても深い、いわゆるdeepピーリングです。 最近ではシミまでもピーリングで治そうとする医療機関もみられ、その結果、深く削ることになり、ポロポロとめくれることになるのです。メディオンでのピーリングは前の質問でお答えしたようにとても浅いピーリングを心がけています。 ピーリングの真の目的は表皮基底細胞や線維芽細胞を活性化することなので深くピールする必要性がありません。シミはレーザーなどで対処するほうが確実で安全です。
Q.30歳をすぎてはじめてニキビがでてきました。吹き出物なのでしょうか?
ニキビに見えますがどう対処すればいいのか解りません。
A.よく30歳こえてのニキビはふきでものといわれます。実際その確立は高いようです。ニキビの原因は皮脂分泌が過多になることと毛穴が塞がることから始まります。分泌が多く、塞がるわけですから、閉じ込められた皮脂が増大してきます。 これが白いニキビといわれるものです。そこにアクネ菌が加わり炎症を起こし赤いニキビへと進展するのです。つまり、ほとんどのニキビでは皮脂分泌が過多であることが必要条件になります。 30歳をこえて初めてニキビが出現したとか、肌質が乾燥肌であるとかはニキビの可能性は少なく、バリアー機能が悪くなった結果できた吹き出物である可能性が高いといえます。当然対処法も異なってきます。
脱毛関連
Q.どんな方法で脱毛するのですか?
A.アレキサンドライトというレーザーを用います。
アレキサンドライトは唯一医療用として認められた脱毛器です。 レーザーは単一の波長を持った光を増幅したものです。レーザーの強い光はメラニンなど黒い色素に吸収され色素を破壊します。毛根を含む毛の細胞はメラニンでできているため光のエネルギーによって破壊されるわけです。光のエネルギーは熱に変わるのですが、冷却装置が優れているため皮膚のトラブルも非常に少ないといえます。当院では医師が診察のうえ光のエネルギーや冷却の程度を決定しますのでより安全といえます。
Q.痛みはありますか?また前処置で注意することはありますか?
A.痛みは少しあります。輪ゴムをパチンと軽くはじいた程度と考えていいでしょう。もちろん個人差があり、ほとんど何も感じないひともいます。メラニンに反応するので毛の濃いひとは痛みも強くなります。 しかし、針脱毛などの痛みに比べると比較にならないほどの軽い痛みといえます。前処置で気をつけなければならないことは毛を抜いてしまわないことです。剃ってから来院していただくとすぐにでも処置ができます。 レーザーはメラニンに吸収されその熱で毛根を破壊して効くわけですから、抜毛してしまうと反応するはずの毛根がなくなってしまうからです。
Q.永久脱毛ですか?何回ぐらい通院が必要ですか?
A.レーザーにより毛根が完全に破壊することができれば、理論上永久脱毛といえます。しかし、毛には毛周期があり休止期で休んでいる毛が1~2割あります。 休んでいる毛はメラニンがないのでレーザーには反応しません。つまり、レーザーをあてても1~2ヶ月たつと同部から新しく成長期になった毛がはえてきます。毛の周期は一本一本独立しているため、約一ヶ月間隔で数回レーザーを当てないと一通り当てることができません。何回できれいになるかは個人差があり、また満足度も個人個人異なるため、はっきりとお答えすることはできないのです。一度試してから今後の方針を立ててもかまいません。
Q.男性のひげ脱毛はできますか?
A.最近では男性のひげ脱毛も多く来院されます。ひげの場合は女性の脱毛以上に個人によりどのレベルの脱毛が希望なのかまったく異なるため、診察時によく確かめる必要があります。また、ひげの場合、痛みの質問で述べたように毛が濃いために痛みもかなりあります。痛みが強い場合には局所麻酔ゼリーなどで対処しています。
育毛関連
Q.発毛剤、脱毛予防剤のちがいはあるの?
A.新しい育毛剤がでた時に、脱毛予防剤ですか?発毛剤ですか?とよく質問を受けます。脱毛予防剤だと髪の毛ははえてこないのですね、と考えられているようですが、ドクター日置の理論からするとこれは間違いです。この研究会で報告されているドクター日置の新脱毛理論によると、髪の毛は常に生えたがっているのです。脱毛症の原因は生えてくる毛が成長しきらないうちに抜けてしまうから生じるのです。つまり、脱毛を予防していくことが現時点においては最高の発毛剤となるのです。製薬会社や化粧品会社が発毛剤や脱毛予防剤などと使い分けていますが、これは戦略的なものであり、現在ある薬はすべて育毛が基本です。実は、究極の発毛剤は発癌物質といわれています。発毛を促進するということは、毛母細胞の細胞分裂を促進するということであり、これは発癌と紙一重になってしまいます。もちろん癌をコントロールできる時代がくれば究極の発毛剤が完成されるでしょう。
Q.育毛剤の有効率はどのように決めるのですか?
A.某製薬会社が医療機関に示した製品説明書によると、臨床的有効率は75.5%とみごとな有効率です。ところでこの有効率はどのように決められるのでしょうか?有効性の評価は、他覚所見(脱毛の程度、生毛軟毛の発生、硬毛の発生)、自覚症状(抜け毛)に基づいておこなわれ、さらに全般改善度としてこれら他覚所見、自覚症状の他、頭部写真の推移を合わせて総合的に判断されます。そして著明改善、中等度改善、軽度改善、不変、悪化の5段階に分類されます。
なるほど写真をまじえてかなり厳密に評価しているようですが、見た目が全く変わらなくても自覚症状の抜け毛が減った感じがするといえば、総合判断では軽度改善となってしまいます。現時点では、非常に有効な育毛剤が存在しないため、こんなレベルの低い評価法を採用しなければならないのです。有効率75.5%にはこのような自他覚症状の錯覚がかなりの部分含まれているものと考えられます。
Q.有効率はどの程度信じていいのですか?
A.どんな医薬品でも有効性を評価する時には、対称としてプラセボ(偽薬)を使用し、プラセボと比較することにより統計上有意性があるかないかによって決定されるのです。正確には二重盲検試験といって、テストする側もテストされる側もどちらも試験薬、偽薬の区別が出来ないようにして行う試験法なのです。医薬品として承認された育毛剤はまだ少数ですが、このような二重盲検試験の結果有効と判断されたものであり、ある程度の期待はもてます。逆に、二重盲検を実施していない育毛剤の有効率は信じることができません。リアップの二重盲検試験の結果、発毛ありと担当医が評価したのは、偽薬で39%、リアップで71%と確かに、リアップの有効性が示されました。しかし、ここで注意しなければならないのは、全く薬効のないプラセボ(偽薬)でも約4割のひとが発毛ありと判断された事実なのです。評価基準が甘すぎるとこのような結果となってしまいます。効いた!との判断は本当はすごく簡単なはずですが、現時点では非常に困難といえます。
Q.医薬部外品、医薬品のちがいはあるのですか?
A.育毛剤は薬事法により医薬品、医薬部外品のいずれかの区分で販売しなければなりません。医薬部外品は効果が緩徐でなければならないと薬事法に定められており、その構成成分の種類は厳密に指定(医薬部外品原料規格)されています。すなわち、薬剤としての効能効果はともかく、人体に明らかに害のなさそうな物質を使用することが許可されているのです。現在、市場にでている大多数の育毛剤はこの薬事法にて許可された物質の中から、数種類組み合わせて作られているにすぎません。それに対して、医薬品として販売されている育毛剤はいまのところ数種類しかありませんが、その内容は医薬部外品とさほど変わりません。医薬部外品が薬事法に基づいた試験を自ら行い、データを提出すればよいのに対して、医薬品には様々な試験が課せられます。動物実験に始まり、人体への効果、いわゆる治験、安全性試験、長期保存試験など、様々な試験をクリアーしなければなりません。長期保存試験でも軽く2年以上の年月を要するため、新製品として世に出るまでには10年もの年月がかかるのは当たり前とされています。企業は早く資金を回収するためにも医薬品ではなく、医薬部外品として新製品を世に送り出すのです。ロゲインは日本では医薬品リアップとして販売されていますが、有効成分のミノキシジルという物質が医薬部外品指定成分にないためなのです。リアップには医薬品としての選択肢しかなかったのです。そのため外国で使用されているロゲインが日本で承認されるだけで9年の歳月がかかってしまいました。結局、医薬品、医薬部外品の区別は企業の戦略的なもので決定されるのであり、効果で決められているのではないということです。
Q.産毛が生えたような気がするのですが・・・?
A.たいていの禿頭には多少なりとも産毛がはえています。この産毛をよく観察するとやはりヘアーサイクルを形成しているのです。ただ残念なことに、正常なら数年ある成長期がきわめて短いため、十分太く成長する前に移行期から休止期となり産毛のまま抜け落ちるのです。その後、再び成長期が始まり産毛が生えてきます。休止期の毛が1割近くあることを考えると、産毛として生えてくる毛も1割近く存在することになります。そしてその産毛の何割かは当然、普通の髪のように太く成長するはずです。育毛剤の効果を確かめるために詳しく観察でもしない限り、自分のどの髪の毛が普通のヘアーサイクルを維持しているのか、どの髪の毛が産毛のヘアーサイクルとなっているのかなど知る由もありません。そんな時、新しい育毛剤を使用してじっくり髪の毛を見つめてみると、なんと産毛が生えてくるではありませんか!しかしこれは元々生えてくる予定の毛なのです。新しい育毛剤に期待するあまり、自覚症状の改善ととらえてしまうのです。
Q.本当の抜け毛本数は何本くらいですか?
一日に何本ぐらい抜けるとあぶないですか?
A.髪の毛が約10万本あるとします。ヘアーサイクルで約1割(約1万本)の毛が退行期、休止期であり、その期間は3?4ヶ月(100日程度)です。生理的にも約1万本の毛はこの100日で抜けてしまうのです。1万÷100=100 つまり100本程度は毎日抜けて当然なのです。すでにかなり薄くなり5万本しかないひとは生理的には50本しか抜けません。本研究会での報告によりますと、少し薄くなりかけた人10人の毎日の洗髪時抜け毛本数を測定した結果、55本から419本と大きな開きがありました。一回の洗髪で419本抜けた人のアンケートでは特に抜け毛の多さを自覚してなかったことは興味深い事実です。目に見えないほどの細かい毛の抜け毛が多いためだと考えられます。
Q.頭皮のマッサージはどれくらいの効果があるのですか?
A.マッサージは頭皮の血行をよくするとともに、頭皮を柔軟にさせる効果があります。また、育毛剤を使用するにあたって育毛成分の浸透に役立つ効果もあります。しかし、その主体はなんと言っても血行改善にあります。例えば、肩こりに対して行うマッサージも硬くなった筋肉をもみほぐし、筋肉間の血流を増やすことによりそこに溜まった乳酸などを排除する結果、肩こりが改善するというしくみです。禿の人ではほんとうに血流障害があるのでしょうか?血流改善を目的とした育毛剤が時代遅れとなり、実際、期待したほどの効果が得られないことからも、マッサージに多くの期待は出来ません。逆に抜け毛が増えたと訴える人も多くいます。
Q.タバコは悪いのですか?
A.髪の毛にとってのタバコの害はニコチンによる血管収縮作用と考えられます。しかし、本研究会では、基本的に血流障害は発毛,育毛にほとんど無関係であるという考え方をとっています。よってタバコは脱毛にとって非常に悪いというほどではありません。医者にかかると、タバコはだめ、アルコールもだめ、カロリーのとりすぎはだめ、甘い物も,塩分もみんなだめづくしです。悪いことは悪いとしても、どの程度悪いのかを的確に捉えなければなりません。確かにタバコは健康にとって悪いですが、脱毛症に悪いというデータは存在しません。
Q.初期脱毛はほんとうにあるのですか?
A.まず、この初期脱毛とは何なのか定義しなくてはなりませんが、実際のところよくわからないようです。研究会としても時々質問が来るのですが誰が述べたかについての情報がありません。当研究会が把握しているところによると、初期脱毛とは育毛剤を使い始めの一時期にかえって抜け毛が多くなることのようです。その原因として、新しく発毛してくるためには、古い弱った髪の毛がところてん式に押し出されなければならないと考えられているようです。つまり、強力な発毛作用を有する育毛剤ほど抜ける直前の髪の毛が多く押し出される結果、脱毛が増えるわけです。一見なるほどと思われそうですがよく考えてみるとすぐにおかしなことに気がつくでしょう。それほど強力な発毛力を持つ育毛剤がもし存在するのであれば、初期脱毛のあとには著しい発毛がみられるはずです。しかし、現実にはそんな話は聞いたことがありません。初期脱毛は理論として考えられないとは言い切れませんが、現実には起こり得ないものと言えるでしょう。案外育毛剤のメーカーが効果のない言い訳に考え出したのかもしれません。もう一つだけ言っておきたいことは、初期脱毛を起こすほどの発毛に主眼をおいた育毛剤の開発は非常に危険であるということです。ドクター日置のヘアーサイクル理論では脱毛因子の増加がハゲの原因であって、発毛しないことが原因ではないのです。
Q.最近、成長因子を直接頭皮に注入したりするところがあるようですが大丈夫でしょうか?
A.創傷治療の分野において成長因子がすでに使われ始めています。細胞分裂をつかさどる成長因子を用いて細胞分裂を促し、傷を治そうと研究されています。まだ、効果のほどは明らかにはされていませんが、薬として認可されたわけですからそれなりの効果が確認されたといえるのでしょう。それでも薬の説明書には癌のある人に対する使用は禁止されています。もしも癌細胞が芽生えていたなら、癌化へと促進されるかもしれません。ようするにまだまだ成長因子の安全性は確立されていないのです。頭皮への直接注入は安全性もまだ確立していないばかりか、肝心の効果もまだ認められたとはいえません。成長因子は必ずネットワークを形成して働くため、試験管レベルで培養毛母細胞が分裂増加するといって、人でも同じように働くとは限らないのです。それどころか、まったく逆の結果になるかもしれません。もう少し、待たれたほうが賢明でしょう。
Q.はげは病気?
A.髪の毛は決して突然抜けるのではありません。もちろん円形脱毛症ではヘアーサイクルを無視するかのように、一度に大量に脱毛しますが、普通の健常な髪の毛では、必ずヘアーサイクルを守って脱毛します。若禿の人の脱毛も健常人の脱毛と同様、ヘアーサイクルを守って脱毛します。どのように脱毛したかは脱毛した毛髪の毛根部を観察すればある程度推測することができます。円形脱毛症による抜け毛では、毛根部は細く引きちぎられたようになっていますが、普通の寿命を終えた毛髪の毛根部はマッチ棒の先端部のように棍棒状になっています。脱毛症の抜け毛の毛根部は、やはり棍棒状ですがかなりやせ細ったものが多いようです。しかし、基本的には普通の寿命を終えた毛髪と同じといえるでしょう。つまり、若禿の人の抜け毛もヘアーサイクルに従って抜け落ちるのです。このような抜け毛の観察からも円形脱毛症は病気と考えられ、若禿は病気として扱われないのだと思われます。
Q.はげの毛が生えないのが原因ですか?
A.髪の毛は決して突然抜けるのではありません。もちろん円形脱毛症ではヘアーサイクルを無視するかのように、一度に大量に脱毛しますが、普通の健常な髪の毛では、必ずヘアーサイクルを守って脱毛します。若禿の人の脱毛も健常人の脱毛と同様、ヘアーサイクルを守って脱毛します。どのように脱毛したかは脱毛した毛髪の毛根部を観察すればある程度推測することができます。円形脱毛症による抜け毛では、毛根部は細く引きちぎられたようになっていますが、普通の寿命を終えた毛髪の毛根部はマッチ棒の先端部のように棍棒状になっています。脱毛症の抜け毛の毛根部は、やはり棍棒状ですがかなりやせ細ったものが多いようです。しかし、基本的には普通の寿命を終えた毛髪と同じといえるでしょう。つまり、若禿の人の抜け毛もヘアーサイクルに従って抜け落ちるのです。このような抜け毛の観察からも円形脱毛症は病気と考えられ、若禿は病気として扱われないのだと思われます。